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高天原温泉への道 その9 : 高天原山荘~大東新道

その1 折立登山口情報
その2 折立~太郎平小屋

その3 太郎平小屋~薬師沢小屋

その4 薬師沢小屋

その5 薬師沢小屋~雲の平山荘

その6 雲の平山荘~高天原山荘

その7 高天原山荘

その8 高天原温泉 からまつの湯

その9 高天原山荘~大東新道 ← 今ここ
その10 大東新道~折立


三日目。

深夜過ぎから山荘の屋根を激しく叩く雨音で目が覚める。
この日は沢沿いの大東新道を通って一気に帰る予定のため、沢が増水するとエライコッチャです。

ましてやその沢は増水しやすいことで有名だとか…



取りあえず、分岐点である高天原峠まで(標高差約130m)登ってきました。

ちょうど大東新道を通ってきた人と出会い、状態を訊いてみると、まだそんなに増水もなく、余裕で通れそうだとのことなので、進むことに決めます。
(標高差約370m下って、少し登り返します)



暫くは急な下り。

かなり荒れた道だと聞いていましたが、野湯行で変な道をよく通ってるせいか、そんなに酷いとは感じず。
どちらかと言えば、薬師沢から雲の平への急登の方がよっぽど酷い道のように思えます。



グラつくハシゴなんかもあります。



枯れ沢を渡り、登り返し。
これが「E沢」かな?

この後いくつか沢を渡渉しますが、その度に登り返しと急な下りを繰り返します。



ちょっと崩落気味のトラバース



このハシゴを降りたところが「D沢」


渡渉箇所は何処も橋が架かっておらず、晴れの日でも靴の中まで濡れてしまいそうなところもあるようです。

今はどうせ雨で雨具&スパッツ装備なので、気にせずガンガン行けますが。



木々が覆い被さるような道でも、取りあえず迷いそうな感じはなく。



急傾斜でロープが掛かってるようなところが何ヶ所かあります。



ガタガタすぎるハシゴw



「C沢」を過ぎて「B沢」

相変わらず雨はサーッと強く降ったり弱くなったりの繰り返し。

防水仕様でないカメラがチョット心配・・・。
そうです。写真ではあまり雨が降ってないように見えますが、強く降ってる間は気軽にカメラ出せないんです(汗)

B沢は沢沿いに少し下ってから渡渉です。



しっかりペンキマークは付いてます。



大岩を越えるだけのためのハシゴ。

岩の向こう側にすぐ下りハシゴあり



道と言うより、進む方角だけ示してるだけのようなペンキマーク



背の低い人はここはどうやってよじ登ってるのでしょう?



沢が増水してたらここは完全に通れなくなるな



このコース最大のアトラクションです。

この黄色い岩は滑りやすいらしいけど、ハナから滑りやすいと思って歩けば、意外に滑らない感じでした。


事前にネガティブな情報を沢山仕入れていたので、逆に思ったほど難所とは感じず、結構楽しかったかも。

まあ、もうちょっと高さがあったら確実にビビってますが…。


その先の足場も片足分の幅は確保できるし、鎖もしっかりあります。

とは言ってもこの辺の岩は脆いため、鎖に完全に頼ると危険らしいです。

その10へ続く・・・