田園地帯の奥地に突如として現る、いかにも温泉らしくない建物の温泉施設です。
まさかここじゃないだろ……と思って、1回通り過ぎちゃいました。
入り口入ってすぐに100畳の大広間がある。飲食物一切持ち込み自由だそうです。
元気なおばちゃんに料金を払い、広い脱衣所に行くとあちこちに「お尻を洗ってから入って下さい」の貼り紙が……(笑)
浴室は結構広め。
窓も大きくとってあるので開放感もバッチリ。
二層に分かれていて奥が適温、手前がぬる目。
縁に貼ってある板がかなり腐食してイイ感じになってます。この板を新しい物に取り替えようとすると、ことごとくお客さんに反対されるそうで、全くその通りだと思います。
湯は透明なアル単で軽いツルスベ感、鼻を近付けると、なんと硫黄臭も感じられる。その上細かい泡がビッシリ付着してきます。
飲泉は専用蛇口が広間の方にあるので飲んでみると、仄かにゆで卵汁風味がするだけで飲みやすい。
露天には醤油樽で造った浴槽が三つ(うち1個は水風呂)。
この露天が一番半端ない泡付きを感じられます。
この醤油樽、5?6年で腐食してダメになっちゃうらしいです。
営業時間が10時~16時と短いのですが、閉店後に湯を抜いて清掃消毒して、消毒の臭いが消えるまで待つとどうしてもこのくらいの時間になってしまうそうで、1回だけ消毒臭が消えないうちに湯を張ってみたところ、やっぱり湯触りが駄目だったらしく、この方針を貫いているんだとか。
湯上がりにここの女将さんと、長々と温泉談義に花が咲いてしまいました。
── DATE ────────────────────────────
◆あきしげ湯
住所 宮崎県えびの市浦146
電話 0984-37-1171
時間 10:00~16:00
休み
料金 500円
泉質 アルカリ性単純温泉
訪問 06年10月中旬
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