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白馬鑓温泉小屋への道 その1

標高2,100m、単純標高差860m
標準コースタイム登り:4時間30分 下り:3時間40分。

みくりが池温泉、赤岳鉱泉、本沢温泉に次ぐ、日本で四番目に標高の高い温泉施設の白馬鑓温泉小屋に行ってきました。(2011年8月上旬)

歩いてしか行けない温泉としても、多分日本で四番目に遠い温泉施設になるのでしょうか。


(↑ 写真は鑓温泉の露天風呂から眺めるご来光)

猿倉
↓ 約2時間
小日向のコル
↓ 約2時間55分
白馬鑓温泉小屋
↓ 約2時間15分
小日向のコル
↓ 約1時間20分
猿倉
(休憩含む)

さてこのルート… ネット等で調べてみると
大雪渓から白馬頂上を経て鑓温泉経由で帰る人が多く、そういう人達のレポでは大抵、鑓温泉がゴールみたいな感じでレポが終了しちゃってるんですね。

また、直接鑓温泉をピストンする人は積雪期に行く人が多く、このルートの夏道の様子を詳しくレポしてる人のHPと言うのは非常に少ないのです。(たまに詳しく書いてる人は古い記録だったり・・・)

レポする価値もないほど単純な道なのかと思いきや、意外に危険も多く、事故も度々起きているらしい。
しかし、質問サイトや多くのガイドブック、更には登山口の受付の人まで「特に危険な場所はない」初心者コースだと紹介してたりします。

なので、行くまで結構悩みました。


朝5時半頃に猿倉の駐車場に到着すると、既に8割方埋まってました。
盆休み真っ直中とかいうわけではないので、これでも空いてる方なのでしょうきっと。
係員の案内で指定場所に駐車。


車道を20mくらい歩いて登山口の猿倉荘に到着。

受付が開設してあり、登山届けを提出するよう、広報してました。
スルーして登ろうとしてる人などは注意されてましたね。

ちなみに雪渓用の軽アイゼンをここで借りることも出来ます。
レンタル料1,000円なので、予め買って置いた方が良いかも知れません。
(1,000円出せば、もっといいのが買えます)



綺麗なトイレもあり、給水所も整ってます。



タクシーで訪れる人用に相乗りの案内が。

バスだと白馬駅から980円らしいので、相乗り出来ればタクシーの方が安く付きますね。
常に何台か待機してました。



猿倉荘のすぐ脇から登山道スタート。



数分で林道に出るので、林道を左へ。

この辺はまだ他の登山客もたくさん歩いてます。



林道を数分歩くと左手に、鑓温泉方面への分かれ道。

殆どは大雪渓方面の人達で、鑓温泉方面に向かう人はこの時他に誰も居ませんでした。



登り初めは概ねこんな感じの、普通の登山道です。



こんな感じで案内板もあります。

いきなり2目盛り進んでますが。
1目盛りの看板は見当たりませんでした。



ほぼ登り一辺倒で、たまにゴツゴツして歩きにくい道や狭い道もあるけど、途中で朝ご飯食べたりしながら平和な気分で歩いてます。


ときどき視界が開けると、清々しい眺め。  


こんな広めの道が出てくると、もうすぐ中間地点である小日向のコル

道は何処も迷わないよう、しっかり印が付いてます。


小日向のコル到着。

狭いので休憩には適さないかも。

すぐ近くに池があるので虫も多いし。

その2に続く・・・