R169から逸れて狭い橋を渡り、川向こうの擦れ違い困難な道を奥へ奥へ進んで辿り着く宿。
前にも後ろにも、対向車も全く見かけないからすいてるのかと思いきや、駐車場は満杯、館内もかなり賑わっていました。
道路沿いには入口しか無く、建物は崖下に張り付くように建っています。
下を覗くと、流れ出した湯の析出が崖に大量にこびり付いて古遠部温泉を彷彿とさせるような光景が広がっていました。
階段を下りてから受け付け。
更に階段を下りて下りて、ようやく脱衣所まで辿り着きます。
湯温はややぬるめでちょうど良く、鼻を澄ますと、やや硫黄っぽい臭いも感じられました。
湯が高い位置から落とされてる勢いと量が多いのとで、浴槽内に流れが起きるほど･･･。
「飲泉可」の表示はありますが、カップは見当たりません。
手で掬おうにも勢いが強すぎて上手く溜まりません。
それでもなんとか飲んでみると、マイルドな甘味があり、とても美味しく感じました。
本来なら内風呂からの溢れ湯100％形式の露天は気分的にあまり好きではないのですが、ここは取り口が湯口から近いのと、湯口付近は飛沫のため長居する人が殆ど居ないのとで気になりませんでした。
── DATE ──────────────────────────
◆入之波温泉 山鳩湯
住所：奈良県吉野郡川上村入之波
電話：0746-54-0262
時間：10：00～16：00受付
休み：11月～3月末までは火曜日・水曜日（祭日・正月・連休は営業）
4月～10月末までは水曜日（祭日・連休・お盆は営業）
料金：700円
泉質：含炭酸重曹泉
訪問：11年4月下旬
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