青森と秋田の県境付近、梨坂峠の麓から横道に入って少し未舗装路を走った先に、谷の際に這うように建っている湯治宿。
日帰り入浴料金260円ですが、北東北の温泉本で20％offとなっていたため、なんと1円単位の端数が…(汗)
浴室への扉を開けると、そこはもう全面湯の洪水状態！
床には堆積物の層が出来上がっているのでなんとか引っ掛かるけれど、そうでなければ、桶だろうと何だろうと、たちまち流されてしまいそうな勢いです。もう、ここはトド寝にはもってこいです。
湯はやや熱めで笹濁り、軽く金気臭が漂い、飲んでみると鉄と出汁の入り交じった味。
窓の外を覗くと、廃湯先の谷川斜面にはこんもりと堆積物の丘が出来ていました。
さて、浴室内にカラン等は無く、入浴客は桶で浴槽から汲んで使ってます。しかし鏡が湯口側の方に設置されているため、どうしても皆そちら側でシャンプーしたり身体を洗ったりするんですね。
そうすると飛び散った泡がジャンジャン浴槽に入るし、濯ぐために泡だらけの桶をザブザブ浴槽に突っ込むわけです。
いくら湯量が多くても、これはチョット気分悪いかも……。
せめて桶を二つ使うとかしてほしいものです。
しかしながら、近くを通りかかれば、つい寄ってしまう一湯でした。
── DATE ──────────────────────────
◆碇ヶ関温泉郷 古遠部温泉
住所：青森県南郡碇ヶ関村大字碇ヶ関字西碇ヶ関山1-467
電話：0172-46-2533
時間：9:00〜20:00
休み：
料金：260円
泉質：含石膏弱食塩泉
訪問：07年6月上旬（07年9月上旬 再訪）
■温泉 都道府県別INDEX
───────────────────────────────
