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金時山 〈神奈川県・静岡県〉



天気予報では一点の曇りもない、晴れマークオンリーだったので、展望の良い山を目指しました。




08:10 金時神社P
09:25 金時山 10:45
11:15 長尾山
11:30 乙女峠
12:10 乙女口
12:20 金時神社P



国道139号から金時神社へ入っていくと、幾つか有料駐車場もありますが、ここは無料。
トイレも付いてます。


登山口方面へ歩いていくとすぐに金時神社(公時神社)
金太郎のモデルになった戦国武将の坂田公時を祀った神社だそうで、まさかりが安置されています。



このまさかり、長さが2mくらいだったかな。。



神社の横からすぐに登山道が始まります。
山頂まで1時間チョイ。しかも市街地から近く、ものすごく人の多い山だということで、道も遊歩道並みに整備されているのかと思ったら、初っぱなから石ゴロの歩きにくい道でした。



まあ、迷いそうな所や滑落しそうな所は大抵ロープが張られていて、そういう面では安心して歩けます。


金太郎宿り石。

元々1つだった岩が、寒さのせいで割れてしまったらしい。
こんなつっかえ棒で支えていて大丈夫なのでしょうか?
大地震が来たら麓まで転がっていきそう……



またこの先暫く岩ゴッツの急登が続き、手を付いたりロープを頼らないと登れないところも幾度となく出てきます。
こういう道が続くと、ストレッチパンツで良かったな、と、つくづく感じますね。



時折展望が開け、仙石原の街並みを見下ろせたり。



土留めの階段は踏み幅が丁度良く、意外と歩きやすく、棒の折山とは大違いです。



岩をよじ登るように越えていくような場所も度々。
しかし、危ない感じは全くなく、逆にアスレチックのようで結構楽しい。



両側が切り立った尾根などでもちゃんと柵があり。
ある意味つまらないかも知れませんが…。


スタートから75分で山頂です。

なんだかんだ言って思ったよりかなりキツかった。
これまで登った山で、一番息切れしたかも……(汗)



西北西の方向に雄大な富士山が、裾野の広がりまで綺麗に見えました。
雪の被り具合も良い感じで、これぞ絶景!



南側には箱根の町が見下ろせます。

 
頂上には茶屋が二軒。年中無休で営業しているらしいので、最低限往路の水分さえ持てば登ってくることも可能ですね。
小屋裏には荷物を運ぶリフトがありました。人一人くらいの重さだったら大丈夫なんだろうなー。

頂上から数十メートルほど下ると、木々に囲まれ、頂上や登山道からの視線を遮って隠れ家的な良い感じの広場がありました。
ここで昼食。

上はかなり賑わっていましたが、こちらは40~50分あまり、結局誰1人来ず静かなランチタイムを過ごせました。



さて、下山開始です。
相変わらずロープを張った急段差が多いのですが、
←こんな快適な道もたまに出てきます。



遠くに芦ノ湖を眺められるような場所も。


少し登り返すと長尾山。
展望もないし、なんにもないだだっ広い山頂でした。
しかも、ものすごく真っ平ら!

まるで重機ででも平したみたいです。


そこから15分程下って乙女峠。

 
ここにも茶屋があり、展望台からはでっかい富士山が見えます。





標高が低くなってくると、だんだん岩々した道になり。



最後の最後で今度は木の根のアスレチック状態です。
結構1つ1つの段差がでかいので、背の低い人は疲れるかも。



こちらが乙女口側の登山口。
後は国道を10分程歩いて駐車場に戻ります。

短い行程の中に色々な要素がこぢんまり纏められていて面白い山でした。
眺めも良いし、何千回と通う人がいるのも解る気がします。



── DATE ────────────────────
金時山 (きんときやま)
標高:1213m(登り標高差:565m)
所要時間:4時間10分(休憩含む) 実歩行時間:2時間50分
地域:神奈川県・静岡県
08年12月中旬

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