フロント前も一面畳敷きだったり、小上がり的な休憩スペースがあったりと結構立派な旅館です。
館内を抜け、一旦庭履きに履き替えて露天小屋へ。
渓流沿いに位置する広めの露天、岩作りだけど底面はスベスベ仕様なので気持ち良く歩けます。
枯緑色に濁った湯は下流の川のよう。
頭上に木が被さっているせいか結構虫が浮いてたりしますが、虫取り編みが二つも完備してあるので問題なし。
ところで、この露天へ出たときに何か軽い違和感を感じました。その原因は、こんな山中に位置するのにもかかわらず、湯が磯の香りっぽいのです。
初夏の強い日射し。間近の渓流のせせらぎ。目を閉じているとまるで海辺にいるような錯覚を覚えました。
ここは掛け流しではなく加熱循環だそうですが、浴槽脇には源泉鉱泉が流されていて、数日に１回これを使って浴槽内の湯を入れ替えるそうです。
← これが源泉
飲んでみると、少し気の抜けた炭酸水が錆びた蛇口から出てきたような味。
これを利用して小さめでもいいから源泉浴槽があればいいのに、普段は捨流しだなんて、何とも勿体ない……。
── DATE ──────────────────────────
◆滝沢温泉 滝沢館
住所：群馬県前橋市粕川町室沢滝沢241
電話：027-283-5711
時間：10:30～20:00
休み：
料金：400円(90分)
泉質：カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、炭酸水素塩冷鉱泉
訪問：07年5月中旬
■温泉 都道府県別INDEX
───────────────────────────────
