マウント磐梯という大きなホテルがあり、さらに少し下っていくと、その裏手にひっそりと建つ湯治宿。
ダートのアプローチを数十メートル進み、突き当たりにあるかなり鄙びた建物です。
湯船は二つに仕切られていて、左側がちょい熱め、右側がぬるめの設定になっていました。
（ちなみに、左側は別源泉らしい）
一応左側の湯船は混浴で、浴室左側の扉が大きく開いており、女湯側から敷居を超えて来ることも出来るし、男湯の脱衣所も半分は女性用みたいなことが書いてありました（とは言っても仕切りらしい仕切りは無い）。
湯はモール臭と金気臭と油臭とゴム臭が何となく入り交じったような臭いですが、それほど強くはない。嗅ぎ分けようとして竹筒の湯口に鼻を近付けてみると、竹自体が加齢臭を放っているのでイマイチ解りにくいかも。
飲泉してみると、多少エグ味があるものの、比較的飲みやすいものでした。
大きく開け放たれた窓の外で木々が風に揺れる音を聞き、のんびり浸かっていると、まるで時間の流れがそこだけ止まっているような気がしてしまうような場所でした。
（再訪記は→こちら）
──── DATA ────────────────────────
◆横向温泉 中の湯旅館
住所：福島県耶麻郡猪苗代町横向温泉
電話：0242-64-3341
時間：8:00～19:00
休み：
料金：300円
泉質：単純温泉
訪問：07年6月上旬
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