海から絶え間なく吹き付ける強烈な西風。
これが西伊豆の冬の名物です。音だけ聞いていると、まるで近くに濁流でも流れているんじゃないか…? と思うほど、びた一瞬たりとも風の音が止まることがありません。
これが車の窓を濡らし、澄んだ空気の中を突き抜けてくる低い日射しが乱反射して、視界はとにかく悪いです。
雨と違って、塩分を多く含んだ波しぶきは、ワイパーをかけるにも必ずウォッシャー液とセットでかけないと、真っ白な筋状になってしまいますから、もう、ウォッシャー液も減りまくりです。
あぁ、帰ったらしっかり洗車しとかないとな……。
そんな状況下で走っていてもお釣りが来るほど、西伊豆の景勝は素晴らしいんです。思い起こせば、明るい時に西伊豆海岸線を走るのは初めてです。
富士の絶景、雄大な太平洋、強風で遠くまで白波が立ってます。
やもすると、雄大すぎて少し恐怖感すら感じます。このあたり、東側とはちょっと様相が違いますね。
もう少し余裕があれば、恋人岬に寄ったり、堂ヶ島の遊覧船巡りとかもしてみたかったのですが、時間もアレだし、寒そうなのでパスしちゃいました。
堂ヶ島まで下りてくると、海の色も少し変わってきますね。
(05/12)