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湯沢 噴泉塔 〈栃木県〉

奥鬼怒にある噴泉塔へのハイキング編です。



噴泉塔といえば以前はろくな道が無く、手白沢方面から崖を下って行くか鬼怒川沿いから沢登りをしていかなければならないため、結構危険なところだったようですが、近年観光化が進み、登山道も急速に整備され、今では市や観光協会もお勧めする立派なハイキングコースになっています。
まだ険しい頃に行った人から見れば、信じがたい光景かもしれませんね。

※手白沢からのコースは完全に通行止めとなっています。




06:10 噴泉塔入口P
08:05 広河原
10:05 噴泉塔
11:40 広河原
15:25 噴泉塔入口P

頑張りまっす !!



今回は珍しくグループ行動です。
噴泉塔入口の駐車場は3~4台程しか駐められないので、1km程先の女夫淵にある市営駐車場に車を駐めて、相乗りで到着しました。

駐車場脇の茂みから登山道がスタート。



すぐに鬼怒川を渡る立派な橋が架かっています。



橋を渡りきると、さっきの立派な橋は何だったの? てくらいフツーに登山道が始まります。

国土地理院の地形図は最新でも平成3年の物までしか発行されておらず、その地図に載ってる噴泉塔の位置やコースは全く違っているため、基本的に正確な地図は存在してないようです。
しかし、こんな感じで指導標がマメに設置されていて、コースはすこぶる明瞭です。

ただ、帰り道の時は一瞬コースを見失いそうになるところが2箇所ほどありました。まあ、落ち着いて回りを見渡せば、リボン等の印が目に入るので、まず問題はないと思いますが。


最大標高差は300m位とたいしたこと無いものの、こまかいアップダウンが激しく、それが最後の最後まで続くので意外とキツい場面もあります。累計標高差はそれなりにありそうな感じです。

傾斜の厳しい箇所は至る所にこのようなハシゴや木段が設置されてました。



思った以上によく整備されています。



道を塞ぐ倒木。
完全に切り抜いたら、上側部分がずり落ちて来ちゃうとか??



堰堤工事中。

ここが完成したら、もしかしてここから入ってこれるのかな?
上の方に立派なガードレールが見えました。
そしたら更に近くなりそうです。



最初の橋。

この先、沢を右へ左へ十数箇所橋を渡ります。
ハイキングコースから外れなければ、靴を濡らすような渡渉は皆無でした。



このように、どれもしっかりした橋ですが、水面から近いため、チョットした増水でも流されてしまうのでしょうか……
その後何回か訪れましたが、全ての橋が無事だったのはこの日以外ありませんでした。



切り立った谷底。


とても清々しい景色で、時間が許せばここでものんびりしたいところでした。



2時間弱で広河原到着。

大休止。



噴泉塔まであと1,500m!



広河原から先の道は一気に踏み跡が乏しくなり、ちょっと荒れた感じでした。
滑りやすい足場も何ヶ所かあるので、それなりに注意。

← ここは道が流れていてチョット怖かった。



プチ鎖場。

足場が濡れてなければ使わなくても行けるかも



こんな形になるまでには一体何があったんだろう……



この最後の階段を登りきると、眼下に目的地が見えてきます。


噴泉塔に到着です。
途中でコースを離脱し、沢へ遊びに行かされるというハプニングがあったため、広河原から1時間45分程かかってますが、
そんなことがなければ1時間強で着けると思います。
帰りは広河原まで50分程でした。



これが天然記念物の噴泉塔。

それよりも、上の滝壺にある鍾乳洞状態の方が一同感激しました。


(最初の写真)

滝壺を目の前に御飯を食べ、マイナスイオンいっぱいの中でマッタリ……



← 一応、噴泉塔の歴史はこんな感じ。

広河原まで戻り、そこでまた1時間以上ものんびりしてから帰路へ。
広河原から駐車場までは1時間40分程でした。
実際歩いてみた感想としては、やや険しい里山レベルといったところでしょうか。
※但し、全ての橋が無事なことは希です。
春先や雨の後など、沢が増水しているときの渡渉は細心の注意を。




── DATE ────────────────────
湯沢 噴泉塔
標高:約1,330m(登り標高差:約300m)※正確なデータではありません。
所要時間:9時間15分(休憩等含む) 実歩行時間:5時間45分
地域:栃木県
09年06月中旬

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