前のエントリーの時にもチョット触れましたが、現在私の使ってるナビ・システム Panasonic Strada HDS-930D(05年モデル)についてチョット書いてみようと思います。
このStradaシリーズは当時、最もマップ・マッチングに優れていて、衛星の受信出来ない複雑な地下駐車場内等をグルグル回っても、殆ど位置のズレが出ないという優れものでした。
この信頼性は地下駐車場だけにとどまらず、奥深い山道などを走っているときも、初めて通るにもかかわらず、先のコーナーの深さ等もかなり正確に把握出来てかなり重宝してます。
しかし問題も……。これはナビ・システム自体の問題なのか、搭載されているゼンリンの地図が問題なのかは判りませんが、全く土地勘のない地域を何も考えずに走っていると、思いがけず遠回りをさせられていることが度々あります。
【例 その1】
とうの昔にバイパスが完成しているのにも変わらず、相変わらず旧道を示してしまう。
これは地図が古いのかと思いきや、桜島の例のように、まだ計画が発表されただけで着工予定も定まっていない道がルート・ガイドに現れてしまう。
【例 その2】
幹線道路の立体交差で、左にカーブしている道では側道側へガイドしてしまうことが度々ある。
微妙ではあるが、確かに側道側を通った方が距離的には短くなるのでしょうが、その分信号で詰まって遅くなるのは当たり前。
【例 その3】
道幅も広く信号も殆ど無く、空いているバイパスがあるのに、道幅も狭く信号も多く流れの悪い生活道路へガイドしてしまう。
もちろん距離的に見ればバイパスの方がずっと遠回りになるけれど、地方のバイパスって80km/hくらいで流れていたりするし、信号が無いので結果的にはかなりの時間短縮が出来る。
(※交通量のデータが揃っているような地域では、ちゃんとバイパス側への案内が出ます)
まあ、「変だな……」と思ったら、縮尺を小さくして先の方まで確認すればいいことなんですが、元々信頼性の高いナビなんで、ついつい任せっきりにしてボーッと走っていると、こんな思いがけない落とし穴に落ちるって事です。
実は地方を長距離移動してる時って、距離優先的なルート・ガイドで市街地の中を抜けるよりも、遠回りでも国道をひたすら走っていた方が早いこともままあるのです。
ナビの技術も年々めざましい進歩をしているので、これからこの辺りも改善されていくことでしょう。
と言うか、今年の最新モデル当たりでは改善されていたりするのでしょうか・・・?